皮肉な名言


生活をしていると色々な事があります。
時として、の自分の言動や人の言動に戸惑うこともあります。
ここでは、そんな戸惑っている人の為に人間の本質というものを
ついた名言を紹介してみることにします。 doorboys.net


『人は不快な記憶を忘れることによって防衛する。』
S・フロイト(20世紀のオーストリアの心理学者)

人は自分にとって都合の悪い事はすぐに忘れるものですね。
でも、嫌な事をいつまでも忘れられないのも辛いですね。
嫌な事があってもすぐに元気になる人は忘れっぽい人なのでしょうか?


『涙ほど早く乾くものはなし。』
M・T・キケロ(古代ローマの政治家)


『人間は天使でもなければ、獣でもない。
しかし不幸なことは、人間は天使のように行動しようと
欲しながら、獣のように行動する。』

パスカル

そうですね、頭ではこうしたいと考えてもなかなかに
できませんよね。どうすれば良いのでしょう??


『人間は創造主が作った傑作である。
だが誰がそう言うのか・・・人間である。』

ガバル二(19世紀のフランスの石版画家)

これはすごい皮肉だ。人間はすぐにおごりたかぶり
ますからね。俺も気をつけないと。


『知はいつも情に1杯食わされる。』
ラ・ロシュフコー(フランスのモラリスト)

そうですよね、良い知恵があっても感情に邪魔されて
うかばない時はありませんか?


『私たちは他人の不幸に堪えられるだけ
十分幸福なのである。』

ラ・ロシュフコー(フランスのモラリスト)

ラ・ロシュフコーは箴言の天才です。人間の本質を つく名言に関しては
この人が1番痛いところをついていると思います。


『舌のほうは誓うも、心は誓わず。』
エウリピデス(古代ギリシアの詩人)


『本人は気づかないが、いつも拡大鏡を持ち歩いて、
人の欠点ばかりのぞき回っている者がいる。』

ジョン・ワナメーカー

人は自分が優位に立ちたいのでしょう、他人の欠点を探して
けなす人がいます。劣等感に苛まれるとこうなるのでしょうか?


『人間も、ほんとうに低劣になってくると、
他人の不幸を喜ぶ以外には、もはや何らの興味も持たなくなる。』

J・W・vonゲーテ(ドイツの作家)

他人の不幸を笑う人はすでに自分も不幸なのでしょう。
そうやって自分の低劣さをごまかしているのでしょうか?


『困難な情勢になって、始めて誰が敵か、誰が味方顔していたか、
そして誰が本当の味方だったか分るのだ。』

小林多喜二(作家)

戦時中に戦争反対を唱えた為に獄中死した作家です。
おそらく、自分がつかまった時に誰も助けてくれる人がいなかったのかも
知れませんね。人は本来は自分の事しか考えないのでしょうか??


『僕は今まで、説教されて、改心したことが、まだいちどもない。
説教している人を、偉いなあと思ったことも、まだ1度もない。
お説教なんて自己陶酔だ。わがまま気取りだ。
本当に偉い人は、ただ微笑してこちらの失敗を見ているものだ。』

太宰治(作家)

太宰は放縦な生活をしていたようです。
おそらくそんな太宰に説教をした人はたくさんいたのでしょう。
この名言は俺の悩みも知らないで偉そうに説教するなと言っている
ように思えます。ですが、甘えも感じられる言葉ですね。
人に説教する時は相手の事をできれば考えて説教したいですね。


『こう願うがよい。健全な身体に健全な心を宿らせてくれと。』
ユウェナリウス(ローマの詩人)

皆さんはこの名言を見てこの言葉を思い出しませんか?

『健全なる精神は健全なる肉体に宿る。』

この言葉は最初の名言の誤訳でこう変わってしまったそうです。よく考えて
みれば変ですよね。健康ではないものはまるですべて不良のような
名言ですからね。ユウェナリウスは恐らく皮肉を込めて最初の名言を
作ったのではないでしょうか?健康な人にこそ健全な精神が宿って欲しいと・・


1998.11.29

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