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『誕生死』 流産・死産・新生児で子をなくした親の会・著 三省堂 \1300 この本は、出産前後に子供をなくされた、 |
『誕生死』、誕生死とは、生まれてくるはずだったわが子が、何らかの原因で、 私達、看護婦は入院中の時しか側にいてあげることが出来ません。
その中でいったい私達に何が出来るのでしょうか?
この本を読んで、悲しみが苦しみが押し寄せてくるのは、あとになってから
だということが分かりました。そう、入院中も悲しみは大きいけれど、
退院してからのほうがもっと悲しみが大きいのです。
だからこそ、入院中に患者さんに亡くなった赤ちゃんに精一杯の事をして
あげたいと思うんです。この本の中に、医療者側の誠意のない対応が
書かれていました。同じ医療従事者としてとても悲しくなります。
そして私は、看護婦のとき同じような場面に何度も出会ってきたけれど、
本当に私がとった行動は、患者さんに赤ちゃんに良かったことなのか
考えさせられました。
妊娠は、病気ではありません。病気でないからこそ、予想も起きないことが
起きるのです。妊娠することは、妊娠中は簡単なのもって思われがちですが、
妊娠を通して、苦しんでいる方、悲しんでいる方は大勢います。
だからこそ、小さな命が宿ったとき、そして無事に生まれてきたときに
喜びが大きいものだと思うんです。
ぜひ、皆さんにもこの本を読んでいただきたいと思います。
特に、医療側で働いている方、私達が感じることの出来ない気持ちや
考え方が分かると思います。そして、そういう気持ちを踏まえた上で
看護にあたって欲しいと私は思います。もちろん私もそうします。
悲しくて涙を流してしまう本だけれども、我が子をなくされた親の気持ちが
十分に詰まった本です。この本を読んで、妊娠って生命の誕生って尊いもの
なんだと感じてもらえると嬉しいと思います。
