孤独の名言

いつも側に友人や恋人がいてくれる事はとっても頼もしいですね。
しかしいつも側に誰かがいて助けてくれるとは限りません!
時には1人で問題に取り組まなければならない事や、
孤独と向き合わなければいけないときもあります。

ここでは、いかに孤独感と向き合うかを名言で考えてみたいと思います。



月下独酌(げっかどくしゃく) 李白

花間(かかん) 一壺の酒
独り酌んで相親しむ無し
杯を挙げて明月を邀(むか)え
影に対して三人と成る
月 既に飲むを解せず
影 徒(いたずら)にわが身に随(したが)う
暫く月と影を伴い
行楽 須らく春に及ぶべし
我歌えば月徘徊し
我舞えば影繚乱(かげりょうらん)す
醒時(せいじ)は同に交歓し
酔後はおのおの分散す
永く無情の遊を結び
遥かなる雲漢(うんかん)に相期(あいき)す


【意訳】

花と花に囲まれて一壺の酒を
独りで酌んだが 交わす相手がいない
そこで杯を挙げて 明月を迎え
自分の影と向き合って三人になった
だが月は酒を共にしない上に
影もわが身に従うばかり
仕方がないが月と影を伴って
春を心ゆくまで楽しむことにしよう
私が歌うと月がさまよい
私が舞うと影が乱れ動く
酔っていない間は一緒に楽しんでいるが
酔ってしまえば、ばらばらになってしまう
いつまでも非情の交わりを結び
かなたの天の河での再会を期そう

李白(唐時代の詩人)

この詩を読むときは情景を思い浮かべながら読む事をおすすめします。

1人寂しいときでも自分で楽しむ術を持っていれば大丈夫ですね。
この詩を読むと李白が側で『おたがい色々あるけど酒でも飲もう!』
誘ってくれている気がしてなりません。とっても良い詩と思います。


『孤独は知恵の最善の母である。』
M・シュティルナー(19世紀のドイツの思想家)

そうですね、1人の時のほうが雑念がないのでいいアイデアが出ますよね♪

2000.8.25

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